あの千利休とも繋がりがあり、茶の湯文化との関わりも深い大徳寺。
当時の文化サロンのような役割もあったのかもしれません。
大徳寺(だいとくじ、旧字体:大德寺)は、京都府京都市北区紫野大徳寺町にある寺で、臨済宗大徳寺派大本山である。山号は龍宝山(りゅうほうざん)。本尊は釈迦如来。開基(創立者)は大燈国師宗峰妙超で、正中2年(1325年)に正式に創立されている。
大徳寺は多くの名僧を輩出し、茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた寺院である。本坊および塔頭寺院には、建造物・庭園・障壁画・茶道具・中国伝来の書画など、多くの文化財を残している。なお、大徳寺本坊は一般には非公開であり、塔頭も非公開のところが多い。
鎌倉時代末期に開かれた大徳寺は千利休だけでなく、一休さんでお馴染みの一休和尚ともゆかりが深く、室町時代に応仁の乱の影響で荒廃したのを建て直したのが一休和尚とのこと。
今回はみんなの知る歴史があるお寺「大徳寺」の見るべき5選をご紹介します。
孤篷庵(こほうあん)
画像引用:wikipedia「孤篷庵」
小堀遠州が建立した寺院です。
小堀遠州(こぼり えんしゅう)は作庭家、建築家、茶人など様々なジャンルで活躍した今で言うスーパーアートディレクターのようなお方。
小堀 政一(こぼり まさかず)は、安土桃山時代から江戸時代前期にかけての大名、茶人、建築家、作庭家、書家。備中松山藩第2代藩主、のち近江小室藩初代藩主。遠州流(小堀遠州流)茶道の祖。一般には小堀 遠州(こぼり えんしゅう)の名で知られるが、「遠州」は武家官位の遠江守の唐名に由来する通称で後年の名乗り。幼名は作助、元服後は、正一、政一と改める。道号に大有宗甫、庵号に孤篷庵がある。
孤篷庵(こほうあん)の茶室「忘筌(ぼうせん)」は茶の湯の知るものだけでなく、建築を志すものなら一度を足を踏み入れたいと有名な建築です。
「忘筌(ぼうせん)」の半分になっている障子が有名で遠州の「きれいさび」を表現しているとも言えるかもしれません。
小堀遠州(こぼり えんしゅう)が千利休から続くわびさびの茶の湯文化を自分なりにアップデートしたのが「きれいさび」なのかもしれません。
ただしこの孤篷庵(こほうあん)は数年に一度しか公開していないレアな特別公開スポットです。。
2019年の公開はわからないですが、一度は訪れたい京都の名所といえます。
高桐院(こうとういん)
高桐院(こうとういん)は、戦国時代に智将として名を馳せ、茶人としては利休七哲の1人として知られる細川忠興(三斎)が父・細川藤孝(幽斎)のために慶長7年(1602年)建立した寺
内閣総理大臣にもなった細川護熙(ほそかわ もりひろ)さんの細川家所縁のお寺です。
こちらも建築が素晴らしいです。
建築家の堀部安嗣もおすすめしていたのがこの高桐院(こうとういん)。
細川護熙といえば陶芸家としてもとても有名。高桐院に訪れたら、陶芸にも才能があることが納得できました。
瑞峯院(ずいほういん)
天文年間(1532 – 55年)に九州のキリシタン大名として知られる大友宗麟が帰依した大満国師・徹岫宗九(てっしゅう そうきゅう)を開山に迎え、自らの菩提寺として創建した[1]。創建年については、天文2年(1533年)、同4年、同12年、同15年など諸説ある[2]。瑞峯院という寺号は宗麟の法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けられたものである。
枯山水の名園「独坐庭(どくざてい)」が素晴らしい瑞峯院(ずいほういん)。
拝観・開館時間 9:00~16:30
休日・休館 6月7日~6月8日,開祖忌 5月6日宗全忌 不定休 H29年6月7日~H31年3月31日迄拝観休止
料金 一般 大人 400円 団体割引 360円
大学生・高校生 400円 団体割引 360円
中学生 300円
小人 200円
NO COMMENT