今回は音楽シリーズ「Bossa Nova(ボサノバ)の魅力!聞くべき名作・名盤アルバムまとめ!」(更新中)です。
BOSSA NOVA(ボサノバ)を聞きたいけど何を聞いていいかわからない方や、
気持ちのいい快晴にふと「今日はボサノヴァ聞きたいな。。」と思ったことがある人もいらしゃるとおもいます。
ボサノバは雨もにあいますがやはり晴れた気持ちの良い朝に聴くのが個人的には好きです。
という事で今回は天気のよい朝にとても良く似合うおしゃれなボサノバの名作・名盤アルバムとおすすめの曲をご紹介!
と言っても世に言われている名作もありますが、個人的に好きなアルバムをご紹介します。
またボサノバにかぎらずMPBに入りそうなものやJAZZよりなのも入れています。
※MPB【ムージカ・ポプラール・ブラジレイラ(Música Popular Brasileira)】
ブラジルの音楽ジャンルの1つで、「ブラジリアン・ポピュラー・ミュージック」。
そもそもボサノヴァ(bossa nova)ってどういう意味?という方も多いとおもいますので、
ボサノバと言われるゆえんを調べてみました。
Bossa Nova の Nova とはポルトガル語で「新しい」、Bossa とは「隆起、こぶ」を意味する。したがって Bossa Nova とは「新しい傾向」「新しい感覚」などという意味になる[1]。なお Bossa という語は、すでに1930〜1940年代に黒人サンビスタなどがサンバ音楽に関する俗語として、他とは違った独特な質感をもつ作品を作る人に対して「あいつのサンバにゃボサがある」などと使い、それらの楽曲を Samba de Bossa などと呼んでいた。
簡単にまとめるとBossa Nova ボサノバは1950年後半のブラジルにおいてAntônio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)作曲、ヴィニシウス・ジ・モラエス作詞、ジョアン・ジルベルト歌を中心に作られた音楽ジャンル。
「ボサ・ノヴァ Bossa Nova」という言葉はJoão Gilberto(ジョアン・ジルベルト)やナラ・レオンのアパートに大学のコンサートで使われたのが最初と言われているようです。
※そのJoão Gilberto(ジョアン・ジルベルト)が2019年7月6日亡くなりました。。御冥福をお祈りします。
誰が書いたかわからないが告知として書いた言葉がひろっがたようですが意味は
Bossa とは「隆起、こぶ」を意味し、Novaは「新しい」を意味しているようです。
「ボサ・ノヴァ Bossa Nova」は「新しい感覚」「新しい傾向」という意味があるようです。
なんかかっこいいですよね!
もともとサンバ音楽には「あいつのサンバにゃBossa(ボサ)がある」という使われかたをしていたようなので、
「新しいサンバミュージック」というような意味があるのかもしれません。思いつきですが笑
上記にもあるBossa Nova(ボサノバ)の神ことJoão Gilberto(ジョアン・ジルベルト)はよく知られていると思います。
Jazzの巨匠Stan Getz(スタン・ゲッツ)との共作もがかなり有名ですしボサノバだけでなくJazzの名盤と言われています。
またAntônio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)の名前も聞いた方は多いと思いますが、その他にもあるんです!
今もなお多くの人を魅了するBossa Nova(ボサノバ)のおすすめの名作をご紹介します。
ちなみにボサノバが日本でいう演歌だとかいう記事もありますが個人的には全く違うとおもいます。
理由は今のブラジルの若い人が聴いてないし知らないからだそうですが、
普通に聞いても演歌とは全然違うと思います。
もしかしたら今の若い人は聴いてないかもしれませんがボサノバはボサノバにしかない良さがあります!
ヒップホップにも影響を与えていて、ボサノバやMPB周辺の曲をサンプリングしてJ dillaもKanye Westも名曲を作ってます。
それでは洋楽 ボサノバおすすめの名盤をご紹介します。
João Gilberto(ジョアン・ジルベルト) – Chega De Saudade
Bossa Nova ボサノバ
1959年のまさにボサノバが生まれたと言っても過言ではないかもしれないジョアン・ジルベルトの1stアルバム。
1曲1曲は短くすっと聞けます。素朴でありつつしっとり、温もりのあるまさにボサノバの名盤でやはりこれは外せないです。
いつ聞いても色褪せない世界遺産的名作です。
声もアレンジも雰囲気も最高な名盤です!
おすすめの曲は『Chega De Saudade』『Ho-Ba-La-La』
João Gilberto – Chega De Saudade
João Gilberto – Ho-Ba-La-La
Joao Gilberto(ジョアン・ジルベルト) Joao Gilberto En México
Bossa Nova ボサノバ
ボサノバの神ジョアン・ジルベルトの1970年の作品。
メキシコで作られたというこの作品でジョアン・ファンの間でも最高傑作に推す人も多い逸品。
個人的にはアルバムの雰囲気がとても好きで飽きないまったりとした感じがとにかく好きです。
間違いなくボサノバの名作・名盤の一つと言えると思います。
João Gilberto – Acapulco
João Gilberto – Ela é Carioca
Carlos Lyra(カルロス・リラ)
『E No Entanto E Preciso Cantar』
Carlos Lyra(カルロスリラ)1971年の作品。
ちなみにカルロス・リラの詳細はこちら
カルロス・リラ (Carlos Lyra)こと、カルロス・エドゥアルド・リラ・バルボーサ (Carlos Eduardo Lyra Barbosa , 1939年 5月11日 – )は、ブラジルの音楽家、作曲家。ボサノヴァの曲を数多く作曲した。ホベルト・メネスカル (Roberto Menescal) と共に、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンがつくりあげた様式に厳密に追随した若手ボサノヴァ・アーティストとしてよく知られている。その後、ナラ・レオン (Nara Leão) らと共に活動的ボサノヴァ・アーティストとして活動し、サンバのルーツへの回帰を追求した。
Carlos Lyra(カルロスリラ)はかなり好きでどの作品も素敵ですが、この作品は個人的にボサノバの次を感じれる名盤。
アルバム通してアレンジも曲も歌声も素晴らしくいつ聞いても飽きません。
ジャケットも最高です。
素晴らしい〜
おすすめの曲は『Identidade』『E no Entanto É Preciso Cantar』ほんとは『I See Me Passing By』をおすすめしたかったですが、音源がなかったです!
Carlos Lyra – Identidade
Carlos Lyra – E no Entanto É Preciso Cantar
Elis & Tom – Elis & Tom (エリス&トム)
Bossa Nova ボサノバ
レジェンドの1人アントニオ・カルロス・ジョビンと歌姫エリスレジーナなの1974年作のコラボ作品で全曲ジョビン作。
ボサノバの名盤として取り上げられることも多いこの作品。めっちゃいいです。
前編を通して哀愁がありつつたのしそうな雰囲気があり、成熟したボサノバを感じることができます。
おすすめの曲は『Águas de Março』『Só Tinha de Ser Com Você』
Elis Regina & Tom Jobim – Aguas de Março
Elis Regina & Tom Jobim – Só Tinha de Ser Com Você
Luiz Bonfá – Black Orpheus Impressions(エルイス・ボンファ 黒いオルフェ)
Luiz Bonfá(ルイス・ボンファ)はブラジルのギターリストであり作曲家。
名前はあまり知られてないかもしれませんがものすごい才能を持っていたアーティストです。
詳しくは以下をご参照ください!
「黒いオルフェ」の作曲者として知られるルイス・ボンファは、特異な奏法を持つギタリストでもある。彼の奏法は、ベース・和音・旋律をたった6本の弦と10本の指で同時に紡ぎ出すもので、音楽史上、他に類を見ない。
引用:/kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp
好きなアルバムにさり気なくクレジットされていて知ったルイス・ボンファ。
もっと評価されるべきアーティストだとおもってます!
ギターが歌っていますよ〜
これも名盤です!
おすすめの曲は『Samba de Orfeu』『Bahia Soul』
Luiz Bonfá – Samba de Orfeu
Luiz Bonfá – Bahia Soul
Walter Wanderley – Rain Forest
Bossa Nova ボサノバ、ジャズ
ワルター・ワンダレイ(Walter Wanderley)はオルガニストで、ジャズのアーティストとして有名です。
「Rain Forest」はJazzの名門Verveから発売されたアルバムでジャケットも含め最高にかっこいいインストアルバム(ジャズボッサ?)です。
もしかしたらボサノバではなくJazzのくくりかもしれませんが、気にせず。
オルガンの暖かい響きが楽曲とあいまっ聞いていて気持ちいいです。
名作です!
おすすめの曲は『Summer Samba』『Beach Samba』
サーフミュージックの名曲ですね!
Walter Wanderley – Summer Samba
Walter Wanderley – Beach Samba
Wanda Sá (ヴァンダ・サー) – Vagamente
ブラジル Bossa Nova ボサノバ
Wanda Sá の1964年の1stアルバム。
かわいいらしい声と素晴らしい演奏のバランスが素晴らしい名盤。
飽きのこない良いアルバムです。
出身はリオデジャネイロ[2]。ヴァンダの最初のギター教師はロベルト・マネスカル(英語版)であった[1]。後にヴァンダは「ブラジル’65’」にてセルジオ・メンデスと活動を共にし、マルコス・ヴァーリやカチャ・チャンマ(英語版)とも活動した。ヴァンダの1965年のデビューアルバム「Vagamente」では、テノーリオ・ジュニオル(英語版)とウゴ・マロッタ(英語版)が演奏をしている。
引用:Wikipedia[Wanda Sá (ヴァンダ・サー) ]
ヴァンダは1969年から1982年まで、作詞・作曲家のエドゥ・ロボと夫婦であった[1][3]。
おすすめの曲は『Encontro』『Vagamente』
サーフミュージックですね!
Wanda Sá – Encontro
Wanda Sá – Vagamente
Astrud Gilberto (アストラッド・ジルベルト) feat Walter Wanderley – A Certain Smile, A Certain Sadness
ブラジル Bossa Nova ボサノバ
1967年に名門Verveから発売の「A Certain Smile, A Certain Sadness」。
Astrud GilbertoとWalter Wanderleyとの共演です。
アレンジも素晴らしく楽しい気分になるボサノバの名盤です。
休みの日の午前に聞いたらご機嫌に慣れること間違いなしです!
おすすめの曲は『It’s A Lovely Day Today』『Goodbye Sadness (Tristeza)』
曲名も素敵です!
Astrud Gilberto Walter Wanderly – It’s A Lovely Day Today
Astrud Gilberto – Goodbye Sadness (Tristeza)
Nara Leão (ナラ・レオン) – Os Meus Amigos São Um Barato
ブラジル Bossa Nova ボサノバ
ボサノバのミューズNara Leão (ナラ・レオン) の「Os Meus Amigos São Um Barato」。
邦題は「ナラと素晴らしき仲間たち」。
その名の通り様々なミュージシャンと作ったアルバム。
一流のミュージシャンがそれぞれアレンジもしているのでかなり面白いです。
もちろんクオリティも高い!
エリスレッジーナとは犬猿の仲と言われるナラレオンの傑作です。
おすすめの曲は『Odara』『Cara Bonita』
ですが、見つからないので、『Flash Back』と『NONÔ』
Nara Leão e Roberto Menescal – Flash Back
Nara Leão & Nelson Rufino – NONÔ
Jorge Ben (ジョルジ・ベン) – Negro É Lindo 1971
ブラジル MPB Bossa Nova ボサノバ
ブラジルリオデジャネイロ出身の歌手でギタリストのJorge Ben (ジョルジ・ベン)の1971年の作品。
MPB(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)として有名でサンバ・ホッキのスタイルを確立したブラジルでは有名なミュージシャンです。
サンバにソウル、ファンク、ロックを取り入れた、サンバ・ホッキ(Samba Rock, サンバ・ファンキ、サンバ&ソウルなどともいう)のスタイルを確立したミュージシャンとして知られ、ブラジルでは知らない人はいない。人種や老若男女問わず広く一般大衆に好まれ、ブラジル人(特にカリオカ)は彼の曲をよく口ずさむほどである。
このアルバムも純粋なボサノバアルバムではないかもしれませんがとても素晴らしい出来です!
アレンジも本当に素晴らしい!
ちなみにJorge Benは
セルジオ・メンデスのヒット曲としても知られるMas Que Nada(マシュ・ケ・ナダ)がある。またTaj Mahal(タジ・マハール)
の作曲家としても有名です。
今回おすすめの名曲は『Negro é Lindo』『Palomaris』
Jorge Ben – Negro é Lindo
Jorge Ben – Palomaris
Jorge Ben (ジョルジ・ベン) – Samba Esquema Novo 1963
ブラジル MPB Bossa Nova ボサノバ
前回と引き続いてJorge Ben (ジョルジ・ベン)。
今回は1stアルバムの「Samba Esquema Novo」をご紹介します。
ジョルジベンの才能の源が出てるサンバとボサノバの融合。
本当に素晴らしいです。
今回おすすめの名曲は説明不要のこの2曲。『Tim, Dom, Dom』『Mas, Que Nada!』
Jorge Ben – Tim, Dom, Dom
Jorge Ben – Mas, Que Nada!
Marcos Valle (マルコス・ヴァーリ) – O Compositor e o Cantor 1965
ブラジル MPB Bossa Nova ボサノバ
ブラジルリオデジャネイロ出身のMarcos Valle(マルコス・ヴァーリ)の1965年の2st。
ジョルジ・ベンと同じくMPB(ムージカ・ポプラール・ブラズィレイラ)として有名なミュージシャンで、Walter WanderleyのSo Niceの作曲など名曲を多く作っています。
1stアルバム同様ボサノバの影響を強く受けた内容で柔く、濃厚で素晴らしい内容のアルバム。
Marcos Valleの曲はKanyeがサンプリングしたり現代のアーティストにも影響を与えています。
(Jay-ZのThank Youで1970年作「Ele e ela」がサンプリングされています)
名盤が多いのでまた別の機会にご紹介します!
全曲おすすめですが今回は『Seu Encanto』『Palomaris』をご紹介します。
Marcos Valle – Seu Encanto
Marcos Valle – A Resposta
João Gilberto, Caetano Veloso, Gilberto Gil & Maria Bethânia (ジョアン ジルベルト,カエターノ ヴェローゾ,ジルベルト ジル,マリア・ベターニア) – Brasil
ブラジル Bossa Nova ボサノバ
「ボサノヴァの神」ことジョアン・ジルベルトと後輩にして素晴らしい才能のカエターノ ヴェローゾ,ジルベルト ジル,マリア・ベターニアとの共作。
1981年とボサノバ全盛期からは時間がたっていますが、この作品はすごいんです。
これまでのボサノバの良いところを出しつつ新しい匂いもするボサノバの名盤。
コラボ作品いいですね〜。
全曲おすすめですが今回は『Milagre』『Bahia Com H』をご紹介します。
João Gilberto – Milagre (Brasil)
João Gilberto – Bahia Com H
Milton Nascimento (ミルトン・ナシメント) – TRAVESSIA(トラヴェシーア)
ブラジル Bossa Nova ボサノバ
『ブラジルの声』の異名をもつMilton Nascimento (ミルトン・ナシメント)ファースト・アルバム『TRAVESSIA(トラヴェシーア)』。
ミルトン・ナシメントのアルバムは名盤が多いので別でまたご紹介したいアルバム多いですが、
このファーストアルバムはボサノバの名盤と言っていいと思います。
そしてボサノバの次の時代を感じることもできます。
表題曲の「TRAVESSIA」そして最高のなのがKanyeもサンプリングした「Catavento」。
ブラジルを代表する名曲。おすすめです!!
オススメの曲は『Catavento』『TRAVESSIA』をご紹介します。
Catavento – Milton Nascimento
Travessia – Milton Nascimento
ちなみに『Catavento』のをサンプリングしたカニエproduceの名曲Consequenceの『Don’t Forget Em』はこちら
Hiphopが苦手な人も気に入ると思います!
Consequence – Don’t Forget ‘Em
Joyce (ジョイス) – Joyce
Bossa Nova ボサノバ ボサノヴァ
1968年Joyceのファースト・アルバム。
ジョイスが20歳の時の作品です。
当時「スカートをはいたシコ・ブアルキ」と評されることもあったというジョイス。
疾走感のあるジョイスのボサノバ。とてもいいです。
美しく楽しい歌声とストリングスも心地よい明るく良質なアルバムです。
オススメの曲は『Não Muda, Não』『Litoral』をご紹介します。
Joyce – Não Muda, Não
Gilberto Gil (ジルベルト ジル) – Louvação
Bossa Nova ボサノバ ボサノヴァMPB
1967年リリースされたGilberto Gil (ジルベルト ジル) の1stアルバムの「Louvação」。ジルベルト ジルは後にカエターノベローゾとトロピカリア(トロピカリズモ)というムーヴメントのMPB中心人物でもあります。
この1stアルバムはボサノバの枠におさまらない素晴らしい名盤といえます。
オススメの曲は『Procissão』『Roda』をご紹介します。
Gilberto Gil – “Procissão” – Louvação
Gilberto Gil – “Roda” – Louvação
ジルベルトジルはMPVの「Unplugged」も最高です!
↓これを見たらファンになります!
Gilberto Gil – MTV Unplugged 1994
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