京都の骨董市

今回は京都で行われている骨董市(蚤の市),2018年、2019年をご紹介します。

日本各地で骨董市が開かれていますが、その起源といわれているのが京都・東寺の「弘法市」だそうです。

その歴史は古く、簡素な屋台で茶を商う商品が出てきたのがはじまりで、江戸時代には植木屋や薬屋なども出てくるようになったとの事。少しづつかたちを変えていった京都の骨董市、歴史があります。

民藝で有名な柳宗悦も京都に住んでいる9年間の間、河井寛次郎等と一緒に弘法の市、天神の市と京都の骨董市に通ったというのも有名な話です。

買い手としては二番手、三番手だとしても良いものがあるという言葉が印象的です!

私共が行くのは、早くて七―八時頃になって了う。この市を目がけて集る都民の数も大したもので、天気でもよいと、時には身動きも出来ぬ盛況である。それ故、私共はどうしても二番手、三番手の買手になって了う。人々が注意を払わず、市価がてんでない品の中に、色々よいものが現れてくる。昔ほどの朝市では決してない筈なのだが、それでも見過ごして了うには、勿体ない猟場であった。

引用:京都の朝市 柳宗悦

今の骨董市(蚤の市)もこの時代と同じで安くていいモノは早い時間になくなりますが、遅い時間に行ってもお気に入りのものがある時があります。骨董市はじっくりとみるのが重要なのかもしれません!

また何に使うか思いを巡らせながら見ると昔の骨董も現在では違う見え方ができるのでイマジネーションを働かせながら観るととても楽しいです。

ご存知の方も多いと思いますが、京都では骨董市(ガラクタ市、フリーマーケット等も含め)が数多く開催されています。

今回ご紹介する京都の【骨董市】(蚤の市)
◆毎月第1日曜   東寺「がらくた市」骨董市
◆毎月8日    豊国神社 骨董・ガラクタ市
◆毎月21日    東寺「弘法市」骨董市
◆毎月25日    北野天満宮「天神市」骨董市

京都では「京都ふるどうぐ市」など大きな催しも開催されている骨董都市いえます。

今回は数多く開催されている京都の骨董市のおすすめと違いをお伝えします!

また本日紹介する東寺「がらくた市」、「弘法市」、「天神市」は骨董・古着・がらくた・食品など様々なものが売られていますが、フリーマーケットとは違い「一般の人」ではなく「業者さん」が出店してるのが特徴です。
※豊国神社 骨董・ガラクタ市は不明。

東寺「がらくた市」骨董市

骨董市 ガラクタ市

骨董市 ガラクタ市

はじめにおすすめしたいのが世界遺産にもなっている東寺で行われている「がらくた市」。

個人的に京都で一番好きな骨董市です。東寺といえば有名な「弘法市」ですが、その「弘法市」と比べると規模は半分以下になりますが、とにかく楽しいです。
「弘法市」は境内全体に出店が並びますが、「がらくた市」は境内の奥半分くらいが会場になります。

何が楽しいかというと、他の骨董市に比べ「探し出す」ことを楽しむことができるからです。

京都 ガラクタ市

ダンボールの中からお宝を探し出す

京都 ガラクタ市

骨董品がダンボールの中に無造作に置かれています

京都 ガラクタ市

骨董品がダンボールの中に詰まっています



そして骨董が一番安く手に入るのがこの「がらくた市」。
そのためアンティークショップをしていて買い付けに来るお店の方も多くいます。

京都にお店がある骨董・アンティークショップの亭主もよく見かけます。

マニアが通う京都の2大骨董市で同じく東寺の「弘法市」や北野天満宮「天神市」という内容の記事を見ますが、地元に住んで感じたのは「がらくた市」こそマニアが通っています。

モノが雑多にダンボールに入っていることも多く、その中を探ってお気に入りのもの見つけ出すのが醍醐味。その中から自分のお気に入りのものを探す、もはや宝探しに近いです。

そして自分が気に入ったものが見つかった時の喜びは格別です。
骨董品だけでなく東京の古着屋で7,000円以上で売られているCoachの中古のバッグが1000円で置いてあったりするのでお目当のものだけでなく幅広く見るのも楽しむポイントです。

ただしそれぞれの業者によって売られ方や値段のつけ方も様々です。

京都 骨董市 ガラクタ市

朝方のがらくた市。みんな懐中電灯で照らして商品を見ています。

ガラクタ市は器だけでなく家具や古い雑貨などの骨董も多く、
家具のアンティークショップのお店をやっていると思われる方も仕入れにきています!

京都 骨董市

棚も豊富です

京都 ガラクタ市

古い家具もあります

京都 骨董市

カゴも豊富です

ただし殆どの商品は値札などの料金の表示がないので店主にこれはいくらですか?と訪ねます。
店主はだいたいの料金は決めているとおもいますが、その場で値段を決めてる時も多いと思います笑

料金の駆け引きも骨董市の楽しみの1つ。これも買うから少しまけて欲しいなど皆さん色々と駆け引きをしています。
そういった駆け引きも楽しみたいですね!

京都 骨董市

自転車も!

東寺 ガラクタ市

京都 東寺 ガラクタ市

京都 東寺 骨董市

京都 東寺 骨董市

京都 東寺 骨董市

京都 東寺ガラクタ市

京都 東寺 骨董市

東寺「がらくた市」

【東寺HP】
開催日:毎月第1日曜
時間:AM5:00  ~ PM4:00
(雨天決行しますがお店は少ないです。)
会場:東寺 境内

東寺「弘法市(こうぼういち)」

京都 京都の骨董市 東寺「弘法市」

続いても東寺です。
骨董市の起源になった「弘法市」。
京都で一番有名な骨董市(蚤の市)です。

規模も大きく骨董品だけでなく食べ物の屋台や植木となんでも揃っています。
なんと露店の数は常時およそ1200~1300店。

骨董市が初心者の方や市の賑やかな雰囲気を味わいたい方にはおすすめです!
かなりの人が集まる骨董市の最高峰といえます。

もちろん骨董も良いものがありますが、どちらかというとすでに選ばれたものが多いかもしれません。
ですので値段も普通のお店よりは安いけど、ガラクタ市と比べるとそこまで安くはないという印象です。
それでも根気よく探すと安くていいモノもあります!

訪れる人も多く(毎月約20万人も!)活気があるので一度は訪れたい京都だけでなく日本を代表する骨董市(蚤の市)です!

開門朝5時からはじまりますが、ゆっくり見たい方は訪れる時間はなるべく早い時間をおすすめします。

東寺「弘法市」

【東寺HP】
開催日:毎月21日
時間:AM5:00  ~ PM4:00
(雨天決行しますが来ない業者さんも多いのです。)
会場:東寺 境内



北野天満宮「天神市」骨董市

京都 北野天満宮「天神市」骨董市

東寺「弘法市」と同じくらい大きな規模の「天神市」。北野天満宮の境内だけでなく周りにも露店がでています。

天神市も骨董品だけでなく屋台や植木のお店など様々なものが売られています。
「弘法市」とは店をだしている業者が異なりますし(一緒のところもあります)、雰囲気も違うのでおすすめです。
北野天満宮の天神市も朝5時からやっています。

2018年1月25日に「天神市」に行ってきたので、
写真追加します。

この日の前日京都は雪だったので露天も人もいつもより少なかったです。

京都 北野天満宮 天神市

京都 北野天満宮 天神市

京都 北野天満宮 骨董市

京都 北野天満宮 天神市

京都 北野天満宮 骨董市

北野天満宮「天神市」

【北野天満宮HP】
開催日:毎月25日
時間:AM5:00  ~ PM4:00
(雨天決行しますがお店は少ないです。)
会場:京都 北野天満宮 境内 と周辺
住所: 〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町

豊国神社 骨董・ガラクタ市

豊国神社の骨董・ガラクタ市は骨董市というよりはガラクタ市の方が似合う市。
規模は他の市に較べてかなり小さいですが、掘り出し物があるときがあります。

出店される人によってかなりモノが変わるので、近くに居たら寄ってみてはいかがでしょうか?
スタートは5時からとありますが、スロースタートの印象です。8,9時でも全く問題ないです。

京都 豊国神社 骨董・ガラクタ市

京都 豊国神社 骨董・ガラクタ市

京都 豊国神社 骨董・ガラクタ市

京都 豊国神社 骨董・ガラクタ市

豊国神社 骨董・ガラクタ市

開催日:毎月8日
時間:AM5:00  ~ PM4:00
(雨天決行しますがお店は少ないです。)
会場:豊国神社 境内

今回は京都の骨董市をご紹介しました。
京都では他にも小さい骨董市や手作り市、フリーマケットも開催していますので以下にまとめておきます。



京都の【手作り市】【骨董市】情報
※変更している場合もありますので、詳細はお問い合わせください。
◆毎月8日    豊国神社 骨董・ガラクタ市
◆毎月10日    吉祥院ガラクタ市
◆毎月15日    百万遍さん 手作り市
◆毎月21日    東寺「弘法市」骨董市
◆毎月25日    北野天満宮「天神市」骨董市
◆毎月第1土曜   梅小路公園 手作り市
◆毎月第1日曜   東寺「がらくた市」骨董市
◆毎月第1日曜   北山クラフトガーデン 手作り市
◆毎月第2土曜   岡崎公園 平安楽市 手作り市
◆毎月第4日曜   上賀茂神社 手作り市

やはり古都京都。骨董市やフリーマーケットが多いです!

骨董買い取りサービス

またこれまで骨董をたくさん購入した人で売却を考えている人におすすめの骨董買い取りサービスをご紹介します。

見積もりは無料なので検討している方にはおすすめです。

1.スピード出張買取のBUYSELL(バイセル)



骨董品などの買取りサービスはいくつかありますが、バイセルをおすすめする理由があります。
BUYSELL(バイセル)は陶磁器からブランド品、切手、古銭、毛皮など幅広く取扱っていて、
しかも全国無料対応しています。
自分も購入はしたものの使わない骨董を売却しました。

また「他店でも1円でも安ければ全品返却」を謳っているので安心して任せれます!
骨董品や古いものを売りたい方、だけでなく引越しや衣替えをきっかけに処分を検討されている方や、遺品の整理などをお考えの方におすすめのサービスです。

特にこんな方におすすめです!

・伊万里・九谷・唐津など陶磁器を売りたい
・すぐに売って現金化したい
・ヒビが入っていたり箱がない
・売れるのかわからないけど見てもらいたい
・出張料・査定料などのコストが無料

BUYSELL(バイセル)の詳細や見積もり依頼はこちらから【バイセル】



京都の骨董市で購入したものを少しご紹介します

骨董市 ちりとり

骨董市 椅子

骨董市 小引き出し

骨董市で見つけた木のボール

他にも京都の骨董市で購入したものを以下の記事でご紹介しています!

また京都で骨董や民藝のモノが買えるお店をまとめています。
さすが骨董都市京都。本当に色々なお店があります。

今日の一曲はゆったりできる名曲をご紹介

Pela luz dos olhos teus ーTom Jobim


RELATED POST

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


INSTAGRAM
京都おすすめ