サントリー山崎蒸溜所見学はめっちゃ楽しい!

今回は「サントリー山崎蒸溜所見学」と「アサヒビール大山崎山荘美術館」をご紹介します。
※思ったより長くなったの「アサヒビール大山崎山荘美術館」は別記事にします

京都や大阪の観光スポットはたくさんありますが、
お酒が好きでアートや建築も好きという方にはかなりおすすめのスポットがこちらの2箇所。
「サントリー山崎見学」と「アサヒビール大山崎山荘美術館」は距離も近く歩いても15分ぐらいの距離にあるので一日で両方楽しめます。

場所は京都と大阪の境JR「山崎駅」阪急「大山崎駅」にあります。
阪急を使うと京都の中心から270円で行く事ができます。

サントリー山崎見学

サントリー山崎の見学には予約が必要になります。
HPの予約状況をみて予約日をきめましたが、海外の人にも人気で1ヶ月以上は予約で埋まっています。
サントリー予約サイト

快速もとまらない大山崎駅は小さい駅でゆっくりとした時間が流れている印象です。
大山崎駅から10分ほどあるくとサントリー山崎が見えてきました。
とても雰囲気のある建物でみるだけでテンションがふつふつと上がっていきます。

総勢で25名ほどの参加者のうち、半数は海外から来た方で、海外での日本ウイスキーの人気を感じました。

はじめに係の人からサントリー山崎の話があります。
・サントリー山崎は川が合わさる所は水が美味しいという宇治川、桂川、木津川が合わさる地点にあります。
・川が合わさるところは水が美味しいのでこの地にサントリー山崎は建てられたらしいです。
などおもしろい話が色々と聞けます。

それからウイスキーの作り方の話になります。
簡単ですが
原料 → 仕込み → 発酵 → 蒸溜 → 熟成 → ブレンド
という工程を経てウイスキーが完成。
最後にこの見学は五感で感じる見学になっているとの事期待が膨らみます!

そして実際に工場内の見学がはじまります。

最初は「mashing」という「仕込み」の工程。

細かく砕いた麦芽を仕込槽へ入れ、麦芽中の酵素の働きで、デンプンが糖に分解された後、ゆっくりと濾過し済んだ麦汁をつくる工程です。
この工程は同じく麦を使うビールとほぼ同じという事でした。

そして隣では「fermentation」発酵の工程。

ろ過した麦汁を発酵槽に移し、酵母を加えます。
ここで酵母は麦汁の糖を分解してアルコールと炭酸ガスに変え、ウイスキー特有の香味成分を持つ”もろみ”が作られます。


とても良い香りが工場内を包んでいて、
五感で楽しむ見学という意味に納得。

続いて「distillation」蒸溜です。

目に入ってくるのは銅製のポットスチル(単式蒸溜器)。圧巻の見応えです。
そしてここでもとても良い香りが広がっていて、ウイスキー飲みたいテンションは刺激されます。
見応えのあるポットスチルは立ち止まらずに見学します。

発酵の終わったもろみをポットスチルに入れ、二度蒸溜し(一回目を初溜、二回目を再溜と呼ぶ)アルコールを65~70%の濃度に高めます。
この生まれたばかりのウイスキーがニューポット。※山崎ではニューポットの試飲もできます!
色々な形のポットスチルがありそれぞれで出来るニューポットも変わってくるそうです。
奥が深いですね〜。

そして次は「Aging」熟成です。

少し歩くと薄暗い部屋に入っていきます。
さらに進むと目の前には樽がずらっと一面に並んでいました。
圧巻の光景でしたが、どこか厳かな雰囲気もただよっています。



ここで3年、5年、10年とウイスキーは琥珀色に。それぞれの独特の味、香りへと変化していきます。
また樽材によっても変化が異なります。

樽材にはホワイトオーク、スパニッシュオーク、ミズナラ、樽の大きさではパンチョン、シェリー樽は約480L、ホッグスヘッドは約230L、バーレルは約180Lなどがある。これら多様な樽で ウイスキー原酒は長い眠りにつき、貯蔵環境(気温、湿度)によっても熟成の度合いが微妙に変化し、複雑な反応を見せ、多彩なウイスキー原酒が生まれるのである。

引用元: サントリーウイスキー
またまたテンションは上がります。

この後、一番重要な「ヴァッティング」「ブレンド」を経てウイスキーが完成します。

次はお待ちかねの「Tasting」です。
庭園を通り、テイスティングルームに近づきます。

テイスティングルームに入るとウイスキーが3つ並べられていました。
ただウイスキーを飲むだけでなくおしゃれにブランディングされた空間で味の違いを感じながら飲む。
これが言えず楽しいんです。

ウイスキーの他にもチョコやミックスナッツ、ソーダも用意されています!
この時飲んだのはホワイトオークの原酒、ワイン樽の原酒、山崎、山崎のハイボールです。
味のこまかな違いは忘れてしましましたが、どれも違う味でとても美味しかったです。
ホワイトオークの原酒はかなり好きな味でしたが、やはりブレンドされた山崎が完成された複雑な味わいでした。
とにかく香りを自分が感じた「何かに例えること」が大事との事。
いちごっぽいとかチョコっぽいとか色々な声が聞こえました。
確かにその方が楽しめます!

続いてバーカウンターに向かいます。
様々なウイスキーの原酒が飾られたインテリアはかなりおしゃれです。
この内装も山崎蒸溜所見学の見所のひとつです!

テイスティングの後も有料ですがカウンターまで行くとサントリーのウイスキーそしてニューポットの試飲もできます。バーで飲むより格安だと思うのでこちらも是非お薦めです。
こちらでは「響17年」と「白州12年」をいただきました。
どちらも美味しかったです!

1ヶ月待ちと人気ですが、その価値は全然あると思います。
もともとウイスキーはそんなに飲んだことがありませんでしたが、これを気にすこしづつ嗜もうと思いました。
お酒が好きな方にはマストな山崎の見学。お近くにいらした際は是非行ってみては。

今日の一曲はこちら

Ollie Nightingale – I don’t know why I love you



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